こんにちは。奈良の郷土料理「柿の葉寿司」のゐざさ‐中谷本舗‐です。
秋の奈良の風物詩と言えば、「正倉院展」。
今年(2024年)は、10月26日~11月11日に、奈良市の奈良国立博物館で開催されます。
毎年たくさんの方が、1000年以上前に日本で作られたり、大陸からもたらされたりした宝物を見に来られます。
正倉院とは?
正倉院とはなにかご存じでしょうか?
元々、奈良時代から平安時代の大きな寺院などには「正倉」と呼ばれる重要な物品を納める建物がありました。その正倉がいくつも集まったものを「正倉院」と呼んでいたそうです。
しかし、時代が経るにつれ、たくさんあった正倉は姿を消し、今では東大寺の正倉1つだけが残っています。これが、私たちが知っている「正倉院宝庫」です。つまり元々、東大寺の重要な物品を保管する倉庫だったのですね。
日本史の授業などで習った記憶もあるかと思いますが、正倉院と言えば、建築様式である「校倉造」で有名。柱を用いずに木材を井桁に積み上げて壁にした、奈良時代から平安時代初期に寺院などの倉庫で用いられていた建築様式です。
この正倉院に保管されているのが「正倉院宝物」です。
正倉院宝物とは?
正倉院宝物は、夫の聖武天皇を亡くした光明皇后が、四十九日法要の後に、聖武天皇が愛した物品を東大寺に納め、廬舎那仏(大仏)に奉げたのが始まりです。
聖武天皇の遺品だけではなく、大仏開眼の儀式で使われた品など約9000点が保管されており、中には中国の唐代のものや東南アジア諸国からもたらされたと考えられるものなどもあり、正倉院は「シルクロードの終着点」とも言われます。
正倉院展とは?
そんな「正倉院宝物」を展示するのが「正倉院展」です。
正倉院宝庫は年に1回、宝物の点検のため、勅封が解かれます。それに合わせて正倉院展は開催されています。
第1回は、1946年に奈良帝室博物館で開催され、その後、東京に会場が移ったのが3回ありましたが、それ以外は毎年、奈良で開かれています。
ここ数年は新型コロナウイルスの感染防止のために、入場制限をしての開催でした。今年は日時指定券の販売がありますが、当日の時間枠開始時刻まで販売するそうなので、コロナ禍とは異なる形になりました。
詳しくは正倉院展の公式ホームページをご確認ください。
秋の奈良には、正倉院展は無くてはならない催し物。地元の人たちは今年も無事開催されることになり、嬉しく思っています。
今年は、儀式に用いられた染め象牙のものさしや七宝釉薬を焼き付けた鏡などが出陳されるとのこと。
私も何度か正倉院展を鑑賞したことがありますが、宝物の美しさに、1000年以上前のものとは思えず、見るたびに感嘆します。
正倉院展の鑑賞の合間に「夢風ひろば」はいかがでしょう?
正倉院展が開催される奈良国立博物館の正面に、複合施設「夢風ひろば」があります。
この施設内にあるのが、「ゐざさ」の夢風ひろば店です!
このお店は、「ゐざさ」の店舗で唯一レストランを併設している店舗です!
柿の葉寿司を始めとしたメニューをたくさん揃えています。
御膳メニュ―のほかにも、コーヒーなどのドリンクもございますので、正倉院鑑賞のお昼ごはんや休憩などにぜひお気軽にご利用くださいね!
なお、1階は売店になっています。
ご友人やご家族への柿の葉寿司の発送も承っておりますので、美味しくレストランでお寿司を食べたのち、お知り合いの方に柿の葉寿司を送る、ということもできます。
奈良はこれから紅葉も始まります。正倉院展を鑑賞した後は、奈良散策してみてくださいね。
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