こんにちは!奈良の郷土料理「柿の葉寿司」のゐざさ-中谷本舗-です。
私たちのところには日々、お客様から色々なご質問をいただきます。特に「柿の葉」についてのお尋ねは多いです。
そこで今回は、お客様からよくいただく「柿の葉寿司の葉っぱ」に関するご質問についてお答えしたいと思います。
Q:柿の葉寿司の「柿の葉」は食べても良いのですか?
A:葉っぱは食べずに剥がして、お寿司のみをお召し上がりください。
とても多くいただくご質問です。元々、奈良の山村地域である吉野地方の郷土料理だった柿の葉寿司は、山深い村に住む人たちの保存食として誕生しました。
柿の葉で包むことでお寿司の乾燥を防ぎ「長持ち」させることができたためです。今では柿の葉には防腐効果があることも知られています。
そのため、柿の葉は必ずはがして食べてください。
もし、はがさずにお召し上がりいただいた場合も、柿の葉寿司本来の食味は損なわれますが、健康に影響はございません。
その他、柿の葉寿司の食べ方については以下の記事に詳しく書いております。
Q:なぜ一年中柿の葉を使ってお寿司を作ることができるの?
A:5月ごろの新緑の季節に収穫した柿の葉を塩漬け保存しています。
柿の葉は通常、5月ごろの新緑の季節に1年間分がまとめて収穫されます。収穫された柿の葉は塩漬けされ保存されます。それらの葉っぱを当社では年間を通じて使用しています。もちろん、品質には問題ないよう、使用時には塩抜きや乾燥などを施しています。
ちなみに、ゐざさでは、新緑の季節には初夏限定として「新緑 柿の葉寿司」という商品を販売しています。
通常使用する柿の葉よりも鮮やかな新緑の彩りと香りが楽しめると、毎年ご好評いただいているひと品です。
4月初めにはオンラインショップでご注文の受付を開始します。商品の販売情報は、ゐざさのLINE公式アカウントで発信しております。今なら、お友だち追加でオンラインショップで使える200円OFFクーポンをプレゼント中。ぜひお友だち登録をお願いいたします!
▼▼LINEのお友だち追加はこちら!▼▼
Q:そもそも、なぜ柿の葉で包んでいるの?
A:山深い奈良・吉野地方で貴重な鯖を美味しく、長持ちさせて食べるため。
柿の葉寿司は元々奈良・吉野地方の郷土料理です。山深いこの地方で、行商人らによって運ばれた鯖は貴重な食べ物でした。また、生の鯖ではなく、保存が効くようにと予め塩がほどこされた「塩鯖」でした。
その鯖を薄くスライスし、酢飯に合わせてお寿司をつくり、近くにあった柿の葉で包んだのが柿の葉寿司の始まりです。
葉っぱで包むことで、お寿司のシャリの乾燥を防ぎ、日持ちさせることができました。また、のちになって柿の葉には防腐作用があることもわかりました。
↑こちらでは、なぜ海のない奈良県で柿の葉寿司が誕生したのか、その歴史をまとめています。ぜひご覧ください。
最後に
今回は、柿の葉寿司の葉っぱに焦点を当て、皆さまからよく寄せられる質問にお答えする形で進めました。
我々には当たり前のこともお客様にとっては当たり前ではないことがたくさんあると思います。ぜひ、そういった「ちょっと気になる」ことをお寄せいただければと、簡単なフォームを作成いたしました。
▼公式サイトはこちら▼