こんにちは!奈良の郷土料理「柿の葉寿司」のゐざさ-中谷本舗-です。
柿の葉寿司のネタといえば、何を思い浮かべますか?鯖や鮭、海老や鯛、最近では肉を使ったものも登場しました。
でも、定番はやはり「鯖」と「鮭」。当社の売れ行きを見ても、この2つのネタの人気は高いです。
ここで疑問が浮かびました。実際のところ、柿の葉寿司をご購入いただいているお客様は「鯖」と「鮭」のどっちが好きなんでしょうか?
そこで、「柿の葉寿司は鯖派?それとも鮭派?」という質問で、全国の20代以上の男女(計484人)にアンケート調査を実施しました。今回はその結果をお伝えいたします。
アンケートについて
今回、アンケート調査は以下の内容で実施いたしました。
回答者の年齢別割合
アンケートは当社の柿の葉寿司をご購入経験のあるお客様を中心に実施。有効回答数は484件で、回答者の年齢をたずねたところ、最も多かったのが50歳代で36%を占めました。次いで、40歳代、60歳代が続く結果となりました。一方、20歳代、30歳代は合計で10%弱となりました。
回答者の性別
回答者の性別は約8割が女性でした。肌感覚として、女性のお客様が多いと思っておりましたが、それがデータとして表れた形となりました。
柿の葉寿司は鯖派?それとも鮭派?
6割強の方が「鯖」が好きと回答。最近人気が出てきたと感じていた「鮭」は35%にとどまり、圧倒的に「鯖」が好きというお客様が多いという結果になりました。
年代別の結果は以下の通りです。
単一回答 | 20歳代 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳代 | 70歳代以上 | 総計 |
鯖 | 7 | 17 | 57 | 117 | 85 | 29 | 312 |
鮭 | 2 | 20 | 38 | 57 | 42 | 13 | 172 |
合計 | 9 | 37 | 95 | 174 | 127 | 42 | 484 |
30歳代を除いて、すべての年代で「鯖」が好きと答えた方が多いという結果になりました。
また、回答いただいた方にそれぞれ「鯖」や「鮭」が好きな理由を聞きました。
「鯖派」と回答した方の理由
・柿の葉すしといえばさばだから(50歳代・男性)
・子供の頃から、親しんでいるのが、サバです。やっぱり王道だと思います。(50歳代・女性)
元々、柿の葉寿司は奈良の山村地域である吉野地方の郷土料理でした。山深い村に住む人たちが、遠く水揚げされた鯖を美味しく長持ちさせて食べようと考えたのが始まりです。
そういった歴史的背景や奈良の方は昔から鯖の柿の葉寿司に慣れ親しんでいるからでしょうか。「やっぱり鯖でしょ!」というお声はたくさんいただきました。
・昔から海のない奈良の人々が、塩鯖を愛おしく手塩にかけて、田植え等忙しい時に柿の葉に包んでお腹を満たした伝統的な寿司だから。(60歳代・男性)
このように、記載された方もいました。言われる通りで、海のない奈良の人たちが保存食として、農作業の合間やハレの日のごちそうとして食べていたのが鯖の柿の葉寿司でした。
それ以外には、鯖の味わいに言及された方もたくさんいらっしゃいました!
・鯖の柿の葉寿司は、子供の頃から家でも母が良く作ってくれた、思い出の懐かしい味です。2種類食べられるならどっちも食べたいけれど、一つしか選べないなら、脂がのった鯖の美味しさが味わえる、鯖一択です。(50歳代・女性)
・鯖の脂の乗りが好きなので(30歳代・男性)
・子供の頃は鮭派だったけれど、大人になって、鯖の脂の具合や味が好きになりました(30歳代・女性)
・酢飯と一番合って美味しいと思う(60歳代・男性)
鯖の脂の旨み、柿の葉寿司の酢飯との相性の良さを「好き」の理由に挙げる方も多くいらっしゃいました。大人になって、鯖の美味しさに目覚める、というのはわかる気がしますね!
また、私たちにとってとても嬉しい理由も。
・食べられなかった鯖寿司が、食べられるようになったのは、いざさ寿司の柿の葉寿司のおかげです。(60歳代・女性)
・鯖は苦手なんですがこれだけは食べられるから(50歳代・女性)
鯖は苦手だけど、柿の葉寿司は食べられるーー。とても嬉しいお言葉です!少し甘めの寿司シャリに塩気のある鯖、柿の葉の香り。その味わいが、鯖が食べられない方でもお召し上がりいただける理由の一つなのかもしれません。
「鮭派」と回答した方の理由
続いて、「鮭」が好きと答えた方の理由です!
・鮭の方がクセが少なく子どもも食べやすいから(50歳代・女性)
・さっぱりしてるけど、脂ものっていて美味しいから。(40歳代・女性)
多かった理由が「クセがなく、食べやすい」「さっぱりしている」というご意見でした。確かに、脂の乗った鯖と比べると、鮭はさっぱりと食べられますね!
・鯖が普通だったので、鮭が出た時はとても嬉しかった子供の頃の気持ちのままです。どちらも好きですが、テンションが上がるのは鮭です。(40歳代・女性)
鮭は特別感がある!という方のお声もありました。また、子どもの頃に好きだった、子どもと一緒に食べられる、という理由もありました。鮭はさっぱりしていますし、お子様が食べる柿の葉寿司の種類としては最適かもしれません。
↑こちらの記事でも、お子様におすすめのネタとして「鮭」を上げさせていただいています。
紅色の鮭の身の美しさを理由に挙げる方もいらっしゃいました。
・見た目が華やかで味も酸味がちょうどよく美味しい、万民が好きだと思う(40歳代・女性)
・開けた時の色も綺麗だし、しっとり美味しい。(50歳代・女性)
たしかに、柿の葉の包みを開けた時、目に飛び込んでくる鮭の紅色を見ると、きれいだなあと思います。食べても美味しいですね!
柿の葉寿司はどんな時に食べる?
アンケートでは、「柿の葉寿司のご利用シーンは?(複数回答可)」という質問もさせていただきました。
最も多かったのが、「自宅に友人や家族が集まるとき」で189件(17.9%)、次に「お中元などで家族や友人へ贈る」「奈良を訪問した際、お土産やご当地グルメを楽しむのに」がそれぞれ156件(14.8%)で続きました。
贈り物の需要が最も多いかと思っておりましたが、ご自宅にご友人らが集まるときの「おもてなし」で使っていただく場合が多いというのは、私たちにとっては少々意外な結果でした。
一方で、そのような特別な日のお食事に当社の柿の葉寿司をご利用いただいているというのは、非常に嬉しい結果でもありました。
その他の中には、「晩御飯に、日常的に」や「スーパー等であった時」「食べたくなった時」などのお声がありました。
最後に
今回は、実施したアンケートの内容を基に、柿の葉寿司の鯖と鮭のどちらをお客様は好んでいらっしゃるかをまとめました。
やはり、柿の葉寿司=鯖というイメージが強く、「鯖派」と答えた方が圧倒的に多いという結果となりました。また、柿の葉寿司のご利用シーンでは「贈り物」ももちろん多いですが、「おもてなし」にお使いいただける場合が最多でした。
アンケートは初めての試みでしたが、皆様から色々なお声を頂戴し、私たちもたくさんの発見があり、またゐざさをとても愛していただいていることを実感いたしました。
今後も同様の試みを継続してまいりますので、ご協力いただければ幸いです!
▼公式サイトはこちら▼